現代中国の貧困層

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人民中国雑誌 「貧困問題は楽観できない」 (張春侠) により、中国では、592カ所の扶貧開発重点県(貧困県)を選定しました。各省も、現地の実際状況に基づいて独自に、重点扶貧村(貧困村)を決めました。その総数は148000にのぼります。

 

        

 

(人民中国雑誌 貧困問題は楽観できない  張春侠)

 

中国国営通信社「新華社」傘下の新聞「経済参考報」は2010年5月21日付で、新華社世界問題研究センターの研究員2人(叢亜平と李長久)による長文の論文「中国における収入分配の不均衡による貧富の格差拡大」を掲載した。彼らは論文の中で、中国のジニ係数が既に慢性的暴動の危険がある「危険ライン」の0.5を超えていると述べた。

日経ビジネスの北村豊氏文章:貧富の格差は「危険レベル」に達したか?世界の大国となるには、富の分配の適正化は避けて通れない」により、 ジニ係数とは1936年にイタリアの統計学者コッラド・ジニによって考案されたもので、主として社会における所得分配の不平等さを測る指標である。ジニ係数は0から1の範囲で示され、数値が1に近づくほど所得格差が大きいということを意味する。係数が0なら全員が同じ所得を得ていることになるし、係数が1なら1人が全所得を独占していることになる。

ジニ係数の目安は次の通りである:

0.1~0.2:ほとんど格差のない社会
0.2~0.3:格差の少なく安定した社会
0.3~0.4:格差がある社会
0.4~0.5:厳しい格差があり、社会を不安定にする要素がある
0.5~0.6:格差が限度を超え、社会的な不満が激増
0.6~0.7:社会的動乱がいつ発生してもおかしくない
0.7~ :革命が起こる、あるいは動乱状態に突入する

 

 そこで、0.4~0.5を「警戒ライン」、0.5以上を「危険ライン」と言うが、特に0.5以上は慢性的暴動が起こりやすいと考えられている。  当論文は収入分配が不均衡な要因として次の4項目を挙げ、これらが中国の貧富格差を絶えず拡大させ、社会矛盾を際立ったものとさせているのだと述べている:  ①政府が蓄積する富の比重は増大を続け、個人の収入が占める比率は縮小している。②富がますます少数の人に集まり、一般大衆の収入は不公平に低い。③都市と農村の収入格差が絶え間なく拡大し、農民の消費は深刻に不足している。④権力資本(=権力と結びついた大手国有企業)の暴利が拡大しており、中小企業や一般大衆の利益空間は圧縮されている。

 その結果として、中国のジニ係数は現在既に0.5の危険ラインを超えているというのである。ちなみに、米国中央情報局(CIA)の “The World Factbook”によれば、中国のジニ係数は0.415(2007年データ準拠)で世界134カ国中の悪い方から51位、日本は0.381(2002年データ準拠)で74位となっている。一方、世界銀行の推計では、欧州や日本などの先進国のジニ係数が0.24~0.36の間にあるのに対して、中国の2009年のジニ係数は0.469で135カ国中36位となっている。

 中国の貧困人口は飛躍的に減少したと言われているが、世界銀行の発表によれば、収入を1日1.25ドルとする国際的貧困基準に基づく貧困人口は4.74億人で、依然とし貧困人口ではインドに次いで世界第2位に留まっている。総人口を13.35億人とすれば中国の貧困人口はなんと総人口の35.6%にも達しているのである。農村人口は7.13億人であるから貧困人口が全て農村にいるとすれば、その比率は66.5%になる。なお、国家統計局発表の「2009年国民経済・社会発展統計公報」によれば、農村貧困標準ラインは年収1196元(約175ドル)で、2009年末の農村貧困人口は3597万人となっている。年収175ドルを日収に直すとわずか48セントに過ぎないのである。


 

 

以下の写真は中国新聞社 2011年博客から精選した庶民たちからの写真です。

 

 

いくら考えでも信じられない写真ですが。この写真は中国のどこの町で取ったらしいですが、写真の説明はありませんでした。この子はどこから来たのか、家族は? あんなに飢饉状態と痩せた状態は、だれも涙がこぼれるでしょう。当地の共産党の各行政部門の面子はどこですか?

 

 

 

西安の宮廷料理、一回30万元(日本円500万円)

 

 

 

この女の子は、カメラマンに微笑み、写真を撮ってあげると言ったら、「すてき」な「カバン」をわざわざ取って肩で掛けてポーズします。あの「すできなかばん」はなんと洗剤の入れ物です、でも彼女の宝ものですよ!

 

 

 

 

ごみ収集場のシーン、こどもは、マンガに夢中、でも座っているのソファーではなくごみの上です。

 

 

 

 

田舎から都会へ親子三人です、後ろの歩いている都会人たちの服装とは比べものにならない貧相さでしょう、三人の表情にはかなりびりびりしている感じ……

 

 

 

 

山に登る途中で会った親子、子供はまあまあいい色の服を着ていますが、そばのお父さんの服はかなりぼろぼろ。川水で顔を洗ってあげています。

 

 

 

 

売る野菜がまだ残っている市場を、これから去るのかお爺さんが心細気にお金をかぞえています。

 

 

 

 

川辺で柴を拾ったお婆さん、あんな重さなのに顔は、にこにこ……

 

 

 

 

都会でダンボールを集めて生活するお婆さん。

 

 

 

大雨の最中の三輪車夫、かなり苦しい顔、でも設備は質素すぎて、自分は雨具ないし、後ろの客も苦しいでしょう。これでも乗るのでしょうか・・・

 

 

 

 

炭鉱で働いている方、多分「無許可炭鉱」でしょう。

 

 

 

 

大道芸をしている姉と弟

 

 

 

 

四川省の川で船を引いている「夫」たち、昔のシーンみたいですが、大昔の夫はズボンでなくフンドシ、或いは裸で引っ張っている、そういえば、変わっています。

 

 

 

炭鉱で働いている15歳の少年、後ろはお母さんらしい

 

 

少女は16枚のレンガ40キロを背負って140メートルを歩いて、1回3.3分(日本円1円は8分)を稼ぐ

 

 

17歳の「賣炭翁」、一回50キロ、歩いて1キロ、1元(20円以下)

 

 

 

 

赤ちゃんを背負ってお金持ちの子供の靴を磨いてお母さん。後ろの子供のお母さんはニコニコ笑っている。「勝ち組の笑いか?」この写真は中国で議論を起こさせました。

 

 

卵を売っている行商らしい、三輪車の上に一つパンが見える、売り上げは大丈夫心配ですか・・・

 

 

 

乞食のお婆さんは乞食の盲人胡弓者の募金箱に小銭を入れています、そばの野次馬たちは笑っている……どう思いますか。

 

 

二人の子供は、100元の学費がないために、学校を辞めさせられました、牛を使って農作業はこんな小さな子供に大して大変でしょう。現金収入が殆どない農村にたいして、100元(日本円2000円未満)まるで天文数字です。

 

 

山間地帯農村の学校!可愛い猫とともに!この写真の子供の服装は、訳者が見て1950年代の中国農村とあまり変わっていません。